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冷えると足がつりやすい?|浅草橋アクア鍼灸整骨院
「つる」とは、足や手などの筋肉が伸縮バランスを崩してしまうことで、異常な収縮を起こし、元に戻らない状態をいいます。
筋肉は縮めろ!とゆるめろ!という脳からの指令を受けてバランスよく動かされています。
例えば、横になって寝ているときは筋肉が緩んだ状態にあります。その緩んだ状態の時に脳から縮めろと命令が出ると筋肉がつってしまいます。
ふくらはぎ(こむら)の内側にある筋肉の運動が制御不能になる「こむら返り」もその一つです。
【足がつる原因】
原因①
運動による水分やエネルギー不足
汗をかくことで、ミネラルが不足し、体のイオンバランスが崩れて筋肉からの信号がうまく出なくなり、足のつりが起きると考えられています。
原因②
体の冷えによる筋肉の緊張
夏場の空調を使い過ぎたり、冬の気温の低下によって冷え性ぎみになると、足のつりやこむらがえりが起こりやすくなります。これは、血行不良でイオンやエネルギーが不足することに加えて、冷えで筋肉が緊張してくることが原因と考えられます。
原因③
加齢による筋力の衰え
中高年になると、加齢で筋肉の量が減り、加えて血行不良や冷え・脱水傾向などの要因が重なりやすくなり、結果として足のつりが起こりやすくなります。
【ミネラル不足による原因】
病気などを抱えておらず、直接的な原因が見つからないなら、多くの場合ミネラルが不足しているのが問題となっています。
ミネラルでも次のような種類が不足することが原因となります。
ミネラルとは?
・カルシウム
・マグネシウム
・ナトリウム
・カリウム
これらは血液中にあるミネラルで、何らかの原因によって不足してしまいます。
ミネラルは身体にとってとても重要な働きをしています。
【ミネラルの働き】
① 筋肉や神経の働きを調節
なぜミネラルが不足すると足がつるかというと、これらの成分は筋肉や神経の働きを調節しているからです。
不足すると異常な痙攣が起こり夜中に突然足がつるという症状が出てきます。
② 筋肉の収縮に必要なカルシウム
日本人は食生活の欧米化によりカルシウムが不足している人が増えています。
昔のように小魚を頭ごと食べる習慣は少ないでしょう。
ミネラルは筋肉の収縮を助けるため、不足している人は筋肉の働きが悪くなります。
③ 汗をかくとミネラルが体外に流れ出る
夏など汗を多くかく季節ではミネラルの損失が多くなります。
また、スポーツをする人も消費量が多いため、こまめにミネラル入りの飲料を補給する必要があります。
④ 高齢になるほどミネラルの排泄が多くなる
高齢になるほどミネラルの吸収率が落ち、更に排泄量も多くなる傾向があります。
【冷えで栄養が届いていないかも?】
足がつらないようにするにはミネラルの補給が大切だと説明しましたが、実はそれだけが原因ではありません。
直接関係がないような下半身の冷えも影響している可能性があります。
・冷えるとミネラルが全身に届かない
・疲労が蓄積して痙攣が起こりやすい
ただし冷えといっても様々なパターンがあるため、体を温めるだけでは解決しにくくなります。
浅草橋アクア鍼灸整骨院の患者さんでも足の冷えに気づいていない方も多くいらっしゃいます。
自分の冷えの体質を知ってから解消方法を実践しましょう。
【冷えの体質と解消法】
①血虚(けっきょ)
血が不足することで冷えているタイプです。
血液が足りないため全身に巡ることができなくなっています。特に女性は毎月の生理で血液を失いやすく、慢性的な冷えを感じやすいのです。
このタイプの方は血をちゃんと作る栄養素の補給が必要です。
血の元となるたんぱく質を補給したり、黒ゴマ・落花生・クコの実などの種子類もおすすめ食品です。
② 気虚(ききょ)
気が足りていないため巡りが悪くなっています。
気という考え方は東洋医学に基づくことで、血液やリンパ液のように全身に必要なパワーだと考えられています。
病気も「気」が不足することによる免疫力低下が原因だといわれています。
気を整える食材でおすすめなのが生姜です。
【浅草橋アクア鍼灸整骨院での治療法】
当院ではマッサージやストレッチで血行促進させ、運動後の疲労改善を促します。
鍼灸治療では鍼治療でツボを刺激しながらお灸を使い足を温めて血流改善を促します。
血行改善させることにより、筋肉の疲労回復も改善され足が疲れにくい状態に致します。
「足がつる」ことは、一時的に起こる症状ではありますが、慢性的に起こるようであれば別の原因もありますので、気になる方はかかりつけ医に一度ご相談下さい。