下半身をつなぐ膝患節は、歩く、座る、立つなどの日常的な動作の繰り返しで、負荷がとてもかかります。もともとは、膝に起こる摩擦や衝撃のダメージを減らすため、軟骨などの、優れたしくみがあるのですが、さまざまな原因から、不具合を起こすことがあり、それが膝関節の痛みにつながっていきます。

膝関節に痛みが出てくると、日常の生活がとても不便になります。

痛いからあまり使わなくなる→膝関節周囲の筋力が低下→さらに痛みが増す

の、悪循環が起こります。膝関節から始まった痛みが、股間関節痛や腰痛などに波及していくこともあります。

膝痛にはいろいろ種類がありますが、大きく２つに分けると、

膝関節そのものに問題がある場合

膝関節以外の部分（たとえば股関節など）に問題がある場合

に、分けられます。

本来、膝関節以外に問題があるのに、膝関節周辺に痛みがでている症状には、膝関節にいくらアプローチしても、思うような改善は難しくなります。まずはそこを見極めることが大切になります。

膝関節そのものに問題がある場合でも、

①膝関節を構成する骨や軟骨に問題がある場合

②膝関節を構成する筋肉に問題がある場合

など、原因がいろいろ異なります。

たとえば、①で代表される症状としては、変形性膝関節症があります。加齢により骨が変形したり、軟骨がすり減ることで生じます。特徴は、膝関節を動かすと、ゴリゴリと音がすることです。日常的に膝関節に負担をかけていると起こりやすく、片足に体重をかけすぎていたりなど、姿勢のゆがみが、膝関節の変形を引き起こしたりします。

また、膝関節は、複数の筋肉に支えられているため、②のように筋肉が原因で痛みを生じることもあります。

デスクワークや運動不足など、下半身を動かす機会が減る→膝関節周りの筋肉がほとんど使われない→筋肉がどんどんガチガチになり膝関節の柔軟性がなくなる→動かしづらくなる→痛みや動きに制限がおこるなど、膝関節のトラブルを引き起こします。こちらも姿勢不良から、筋肉のアンバランスが起こり、膝関節痛につながっていくこともあります。

膝関節痛を引き起こす原因は様々なので、問診と検査を通して、原因を予測し、根本的に改善していくようにアプローチしてまいります。

関節、筋肉などに炎症がある場合、電気治療や鍼治療などで組織回復をしたり、膝関節周りや膝関節をまたぐ筋肉の硬さから症状がでている場合には、その筋を緩めて痛みを取り除いていきます。

また、関節がしっかり収まっていない為に不具合がでていることもあるので、そのような場合は、骨盤矯正や股関節を安定させるトレーニングをしていきます。

台東区浅草橋アクア鍼灸整骨院では、膝関節部分だけでなく、姿勢改善や日常生活の好ましくない癖などを指導させて頂き、身体全体のアンバランスを取り除き、根本的なアプローチをしていくことで痛みや可動域の改善をしていきます。