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寝相と腰痛の関係について|浅草橋アクア鍼灸整骨院
朝起きた瞬間から腰の痛みに悩まされている方もいらっしゃることと思います。
浅草橋アクア鍼灸整骨院の患者様からも、そのようなお話を伺うことがあります。
人間には本来、睡眠時に寝返りを打つことで、特定の部位への負荷を減らす機能があります。
しかし、何らかの理由で寝返りが打てず、同じ姿勢でいると特定の部位に体重がかかり、腰などの筋肉が硬くなります。それを繰り返すことによって筋肉が凝り固まって痛みを引き起こすことになります。
うつ伏せやあおむけ、横向きなど、寝相は人それぞれだと思いますが、腰痛に対しては寝相より実は寝返りが打てないことのほうが問題です。
基本的に、ずっと仰向けのままだと内臓の重みが腰にかかり腰痛の原因となります。
横向きでは一方の骨盤に負荷がかかり歪みやすくなり、うつ伏せは腰部が沈んで反り腰の姿勢になりやすく、やはり腰への負担が大きくなります。
つまりこれらの負担を適度な寝返りで分散させることが、上手な寝相と言えるでしょう。
ちなみに、上手に寝返りが打てている人は一晩で15回以上も寝返りを打つのに対して、腰痛の方は10回以下しか寝返りを打てないという調査もあるようです。
浅草橋アクア鍼灸整骨院の患者様でもその傾向はあるようで、寝返りを打てない方のほうが腰痛を訴えられている印象です。
一度腰痛が発症してしまうと、今度は寝ることも一苦労となってしまいます。
そうなってしまった時にどう対処すればよいか、浅草橋アクア鍼灸整骨院で患者様にご紹介している、腰部への負担が少ない眠り姿勢をとる方法の中から代表的な3つをお伝えしたいと思います。
1、膝を立てて仰向けで寝る
太ももの付け根の筋肉が硬い方は、あおむけで足をのばした寝相は骨盤を引っ張る向きに負担がかかるため、かえって腰痛を助長させてしまうことがあります。
そこで、あおむけで寝る場合は、膝の下にクッションなどを敷いて軽くひざが曲がる状態にすることで余計な力が抜け、無理に矯正することなく、足や骨盤だけでなく背骨もリラックスした状態で眠ることができます。
ポイントとしては、ひざ下のクッションはあまり柔らかすぎないものを選んでください。
浅草橋アクア鍼灸整骨院では、施術中にこのようなクッションを利用して、痛みを緩和しながら治療を行います。
この姿勢は、背中を丸めた時に腰部に痛みが出る方には効果が出ないことがあります。その時はこの後でご紹介する別の姿勢を試してみてください。
2、膝にクッションを挟んで横向きで寝る
クッションを使うところは同じですが、横向きの場合背筋を伸ばさずに少し丸まったような姿勢となるので、腰部への負担が減ります。また、クッションを挟むことにより、骨盤を引っ張る力も減ります。
しかし、あまり柔らかすぎるクッションを使用すると腰への負担を減らすことができず、痛みも楽になりませんので、低反発ではない、少し硬めのクッションを準備することをお勧めします。
3、腰部にバスタオルを巻いて寝る
腰痛は無理な姿勢や姿勢の崩れで起こりますが、寝姿勢に関しても同じことが言えます。寝ている間に腰が浮いてしまうタイプの方は、バスタオルを巻いて隙間を埋めることで痛みが緩和されることがあります。
また、 タオルを入れることで安心感が生まれリラックスする場合もあります。腰痛などの痛みは身体だけでなく心のリラックスも大きな影響を与えますので、そういった効果も期待することができます。
またこの寝相は、姿勢を安定させて1カ所に負担をかけないようにすることができる方法なので、腰痛が出てしまった時やぎっくり腰になった時にも有効な手段です。
普段からのくせはなかなか抜けないものです。
なので、次はそれぞれの寝方を回避する方法をお伝えしましょう。
◆うつぶせ寝をやめたいとき
うつぶせ寝は身体や腰にもっとも負担がかかる寝相だといわれています。
腰痛は背中や首への負担もかかっていることが多く、うつぶせの姿勢はその影響を大きく受けるからとされています。
うつぶせ寝を回避するためには、うつぶせになった胸の下にテニスボールを入れて寝ることを勧められることもあります。
ご想像通り、テニスボールの不快感から自然に寝返りを打つようになるからなのですが、思っている以上に効果的ですので、うつぶせ寝による腰痛に悩んでいらっしゃる方はぜひ一度お試しください。
◆妊娠時に腰痛が起きた時の寝方
妊娠時、特に後期の腰痛は避けて通れないものですが、そのころには簡単に寝返りを打つことができなくなって来ていることもあると思います。
腰痛がひどくなってくると、眠ることもままならず精神的にもストレスがたまっていってしまいます。
こんな時に浅草橋アクア鍼灸整骨院がお勧めしている寝相は横向きの寝方です。
横向き寝で注意すべきことは、痛む部分が接地しないような姿勢をとるということです。
ただし、身体の右側には大動脈やリンパの流れが多くあるため、妊娠後期にはかえって寝苦しさを感じてしまう場合もあるので、左側を下に向けた、少しうつぶせ寝に近い形(シムス体位)をとるなどご自身で姿勢を調整してみてください。
いかがでしょうか?浅草橋アクア鍼灸整骨院ではこういった寝相などによる痛みの緩和や予防などの相談もお受けしております。