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子どもの腰痛が増えている理由とは?|浅草橋アクア鍼灸整骨院
◆成人の腰痛との違い◆
ここでは中学生以下を”子ども”としますが、子どもは大人に比べ身体が柔らかく、よって筋肉疲労もあまり溜まりません。
当然加齢での骨の変化や筋力低下も考えられないので、成人ほど腰痛が発症する頻度は高くないと思われていました。
しかし、最近は子どもの骨格や体形が変化し、腰痛を発症する子どもが増えているのです。
子どもは症状を伝えるのが苦手で、自ら「痛い」と言える子もいれば、無意識での姿勢・動作でサインを出す子どももいます。
子どもの時にはささいな問題でも、身体が成長するにつれて症状が深刻になったり、問題が大きくなる場合もあるので、決して子どもだからと楽観視せず、腰痛の原因にしっかりと大人が向き合う必要があります。
◆子どもの腰痛の注意点とは?◆
もし、ご自身のお子さまが腰痛を患い、そこで医療機関に診せるべきかどうかの判断は難しいと思います。
そこで、大人が子どもを観察することでチェックできる目安があります。
以下を参考にしてみてください。
※こちらはあくまで目安ですので、それでも気になる場合は医療機関に相談して下さい。
【あまり心配しなくてもよいケース】
・子どもが腰の痛みを訴えるが、その日や2~3日以内で痛みが治まる。
・痛みを訴えて、聞くたびに場所が異なって曖昧である。
・痛みを訴えるが、その後は特に腰を気にする様子もなく動いている。
【医療機関に相談した方がよいケース】
・子どもが痛みを訴えてから4日以上、つまり急性期の期間を過ぎて経過している。
・痛みを訴えているところが決まって限局的である。
・痛みで泣き出すことがある。
・夜中に寝られず痛みで起きてしまう。
・見ると歩行の様子がおかしい。
・動いている時に無意識に痛みを訴えているところをかばったり気にしている。
他にも部活の野球やテニスなどのスポーツで、腰を反る動きが多いケースや強い衝撃(例えば転倒、転落)を受けた後も注意深くお子様を観察してあげてください。
◆子どもの腰痛タイプ◆
・腰の反り過ぎ
浅草橋アクア鍼灸整骨院でも最も相談の多いタイプです。
小学校高学年くらいまで反り腰の子どもは多く、成長とともに反り腰は矯正されていくのが普通なので、腰痛を伴わない場合は心配する必要はありません。
中学生以降で反り過ぎている場合は、部活動での曲げ伸ばしや回旋動作によって発症する可能性が高くなっているので注意が必要です。
他の子と比べて成長が早くて体格の良い子どもが腰痛を訴えている場合は、医療機関や当院までご相談ください。
大抵は太ももの前、ふくらはぎの後ろ、背中~腰の筋肉の緊張を緩めることで解決していきます。
・猫背
最近ではスマホやタブレット、パソコンなどで猫背になる子どもが増えています。
子どもはまだ体が柔らかくて体幹も弱いので、自然と猫背の姿勢になってしまいます。
ですが、極端な例を除くと、猫背も反り腰同様にさほど気にしなくても良いです。
ただし、長時間同じ姿勢が続き、背中~腰に掛けて痛みを訴える場合は注意が必要です。
そのまま成長とともに猫背が固定化されてしまうと、中学生から慢性的な肩こり、腰痛と長い間付き合っていかなければならないことになるからです。
日頃から正しい姿勢を記憶させておくことをオススメします。
・側弯によるもの
背骨が曲がってしまっている状態のことを側弯症といいます。
側弯症は、
①生まれつきのもの ②脳性まひなどの病気 ③原因不明 ④習慣によるものに分けられます。
その内①と②は稀で、③と④が90%以上を占めます。
③は女性が圧倒的に多く、完全回復が難しい場合がほとんどを占めますが、こちらは早期発見・治療で進行を抑えることが可能です。
④は先の猫背と一緒でしっかりと対処すれば修復が可能です。
小・中学校の健康診断でも発見できますが、ポイントはとにかく早期の気づきと対処です。
ふらつきながら歩いていませんか?
常に偏った姿勢でスマホなどを見ていませんか?
気を付けて見てあげてください。
・その他
股関節・膝・足首・首といった腰以外の影響で痛みが起きたり、交通事故、転落、転倒などのケガが原因の場合もあります。
酷使、疲れすぎ、運動不足からくるもの。
ストレスからくる腰痛。
内科系の病気、疾患から起きる腰痛。なども腰痛の原因となります。
子どもは自分で痛みを訴えにくく、痛みで庇ってしまい他に症状がでてきてしまい、原因がわからなくなったりしてしまいます…
浅草橋アクア鍼灸整骨院には、部活での怪我などで通院されているお子さんも多くいらっしゃいます。
小さな気付きかもしれませんが、気になることがありましたらご気軽にご相談くださいね!