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子供の慢性頭痛が増えています|浅草橋アクア鍼灸整骨院
子どもの頭痛は決して珍しいものではありません。
幼児期から頭痛を訴える子どももいますが、必ずしも「頭が痛い」と表現するとは限りません。
頭痛の頻度が数か月に1回くらいで、学校を休んだり寝込んだりしない程度であれば家庭で様子をみていてもよいでしょう。
頭痛の頻度が多くなり学校を休んだり日常生活に支障が出る日が多くなったりした場合は対応・対策が必要です。
子供は症状を正確に伝えることができません。
必ずしも「頭が痛い」と表現するとは限りません。
そのため、保護者や医療者が頭痛の原因になっている要因を推測して探してあげないと子供の頭痛は減りません。
大人の頭痛が起こる原因には生活や心理的要素が強くかかわっていますが、それは子供にも同様な傾向がみられるといわれています。
頭痛を訴える時期でもっとも多いのは、
大人と同じように、「一定の緊張感をもった生活が持続していて、その合間や一息ついたとき」だそうです。
よく見られるのが過剰な生活・休息がない生活に反応して起こる頭痛です。
それ以外に中高生では大人の慢性頭痛と同じような社会心理要因でおこることも少なくありません。
また、大人と同じように睡眠不足や慢性疲労は頭痛の直接的な原因となります。
日本人は世界で一番睡眠が短い生活をしている国民と言われていますが、子供たちにも同じことが言えます。
毎日寝るのは12時過ぎ、朝は6時過ぎには起きるというような慢性的な睡眠不足の子も少なくありません。
また、中学生で部活動をしている場合には過剰な部活動に疲れて頭痛や身体症状を訴える子がいます。
平日は学校で夜まで部活、土日も部活で数か月間休みがないという子もたくさんいます。
大人の仕事で例えると、毎日残業・休日出勤で数か月間休みがないという状態と同じです。
中高生になると体力もついてきますので周囲が強制するとなんとか生活していますが、塾や習い事、部活動に学校と過密なスケジュールに心身ともに疲れ果てて頭痛を訴える子も少なくありません。
人に対して緊張感を持ちやすく、いつも一歩引いているような子も、人に気をつかい振り回されて疲れやすいようです。
大人数での活動の後や合間に頭痛が起こりやすいようです。
ストレスの原因がわかれば、そこから距離を取るのは頭痛の予防になります。
日常生活に支障がでている強い頭痛には、鎮痛薬だけで様子をみるのではなく早急に原因の精査や環境調整が大切です。
症状改善には時間がかかるので焦らずに子供を無理に社会や学校に押し出そうとしない方がよいでしょう。
子供本人の症状改善には何よりも保護者の理解と受容が必要です。
このように子供も大人と同じように「自律神経のバランス」に影響を受けやすく、子供だからこそコントロールが難しくなっている場合多いです。
アクア鍼灸整骨院では、部活動での怪我で通院される中高生も多く、その際にお気軽にお悩み相談をできる環境にもあります。
リラックスする方法は人それぞれかもしれませんが、子供の頭痛対策として身体のケアも方法の一つとして試してみてはいかがでしょうか。